豊国男の日記

日常生活の中で、考えついたことを綴ります。テーマは雑多な分野に及びます。

「生産性」について

当ブログ、約1年ぶりの更新になります。 今後、またゆるやかに更新いたします。 よろしければお付き合いください。 自民党の某議員が、「LGBTの方々に、税金を費やすのはいかがなものか」といった趣旨の記事を雑誌に寄稿し、そのことに対する批判が起こって…

東筑高校・彦根東高校の甲子園出場から考えること

夏の甲子園の真っ最中です。 近年、甲子園に出場するのは、野球に力を入れている私立校が多く、公立校は数が少なくなりました。公立校の場合、生徒集めの手段が限られていることや、野球部に割り当てられる予算にも限りがありますから、こうした流れはやむを…

なぜ、「自分の頭で考える」必要があるのかについて

昨日のエントリーで、「自分の頭で考える」ことの大切さについて述べてみました。しかし、「言うは易く行うは難し」とことわざにもあるように、なかなかできることではありません。その理由は、「周りと同じことをしていればなんとなく安心」という考え方が…

格差社会を生き抜くために

当ブログ、約1年ぶりの更新です。 かなりサボってしまいました。 今後、また少しずつ更新していきます。 今日は8月15日、終戦記念日で、お盆です。学生さんは夏休みで、働いている方々も今お休みという方は多いのではないでしょうか? お盆のときは、故郷に…

「能力の高い人」の「選択の自由」について

私たちは生きていく上で、数多くの選択をしながら生きています。進学する学校を選ぶ、就職先を選ぶ、結婚相手を選ぶ、といったあたりは、かなり大きな選択です。今回のエントリーでは、「選択」について考えてみます。 一般的に、「能力の高い人ほど、選択の…

私たちの社会は、明らかに進歩しています

新聞や雑誌、テレビなどで、「生きづらさ」について取り上げられることがあります。昔と比べて、今は生きづらくなっているようです。 確かに、非正規雇用の拡大と、それに伴う収入格差の拡大、貧困の問題、歯止めのかからない少子高齢化、他にも近年はやや減…

「サラリーマンであることのメリット」について

近年、ブラック企業や非正規雇用の問題が、テレビや新聞でしばしば取り上げられているせいか、「サラリーマン」であることのデメリットがとかく強調されているような気がします。今回のエントリーでは、それとは逆に「サラリーマン」であることのメリットに…

借金すべきでない理由について

当ブログでは、「長期の住宅ローンは組むべきではない」ことを再三にわたって述べてきました。その理由は、「今や、30年もの長期にわたって、きちんと借金を返し続けることが、半ば奇跡のようなものだから」です。これだけ変化の激しい時代に、長期の住宅…

「結婚しない」、「長期の住宅ローンを組んでまで、家を買わない」という賢明な選択(2)

前回のエントリーでは、「結婚しない」、「家を買わない」ことが賢明な選択であることについて説明しました。今回は、もう少し踏み込んだ説明をしてみます。 「家を買わない」のが賢明な選択である理由として、一番大きいのが「転勤・転職のフットワークが軽…

「結婚しない」、「長期の住宅ローンを組んでまで、家を買わない」という賢明な選択

昔に比べて、社会状況が変化するスピードはかなり速くなっています。 社会状況が変われば、それに伴って個人も考え方を変えていかなければなりませんが、「言うは易く行うは難し」です。 具体例をあげれば、「30年ローン」です。今の時代に30年ものロー…

国をあてにするよりも、個人が知恵をしぼりましょう

新聞の投書欄を読んでいると、政治や社会に対する不満がしばしば掲載されています。その多くは、政権与党に対する不満です。 先日、参院選の予測についての分析が紙面に掲載されましたが、どうやら今回も、与党の大勝に終わりそうな気配です。 この国の有権…

「給付型奨学金」の問題から、大学教育について考えること

来月の参院選での公約に、「給付型奨学金の拡充」を掲げる政党が多いです。大学に進学するにあたり、経済的事情で進学を断念するようなことを少しでも減らそう、という思惑なのでしょう。 多くの学生が利用している「日本学生支援機構」の奨学金はすべて貸与…

不満があっても声を上げなければ、何も変わりません

舛添東京都知事が辞職を表明しました。東京では、猪瀬前知事に続き、2代続けて政治資金がらみの知事辞職です。 このあたりで、いいかげん気づきましょう。テレビで有名な方であっても、政治家として適任かどうかは別問題です。 もっとも、有権者も甘く見ら…

「しなければならない」と考えると、人生は生きづらくなります

更新がご無沙汰になってしまいました。最近、私生活で大きな変化があり、なかなかブログの更新に手が回りませんでした。 今回は、「生きづらさ」についてです。 生きていると、色々と困難に直面します。その原因は、どこにあるのでしょうか? おおむね、「~…

人口減少社会について(賃貸住宅の相場の変化から考える)

日本は人口減少社会に入りましたが、その影響でしょうか、賃貸住宅は以前に比べてかなり借りやすくなっています。 私は若い頃、関西で長く暮らしましたので、当時借りていた物件を例にとって説明いたします。 今から22年前の1994年(平成6年)に、京…

地方が衰退する理由について

「地方の衰退」について、マスコミで報じられるようになって久しいです。シャッター通り、限界集落など、ひと昔前にはマイナーだった表現も、すっかり定着しました。 今回のエントリーでは、地方が衰退する理由について考えてみます。 一番大きな理由は、優…

人生において、「やらないほうがいいこと」について

子供が保育園に入れないニュースや、児童虐待のニュースが、繰り返しメディアで取り上げられています。「よくもまあ、これだけ似たり寄ったりの事件が起きるな~」と、なかば感心するほどです。もはや今の時代、「子供を育てる」ことは、かなりハードルが高…

「保育園落ちた 日本死ね」について

昨夜のテレビで、「保育園落ちた 日本死ね」というタイトルのネット書き込みが話題になっている、とのニュースがありました。 その書き込みをした方は、どうやらご自身の子供を保育園に入れようとしたものの、入れなかったようで、そのことに対する私憤を書…

まだ婚活で消耗してるの?

職業にも栄枯盛衰があり、時代ととともになくなる職業、また新しく生まれる職業があります。 例をあげれば、昔は鉄道の駅の出入り口で、乗車時には駅員さんが切符を切り、下車時には回収していました。今は自動改札機が普及し、地方の小さい駅でなければ、駅…

まだ子育てで消耗してるの?

今回のエントリーのタイトルは、イケダハヤト氏のブログ「まだ東京で消耗してるの?」をヒントにさせていただきました。イケダ氏ご自身が「どんどん利用してください」とおっしゃっていますので、遠慮なくパクらせていただきます。 最近は珍しくなくなりまし…

お年玉の使い方について

明けましておめでとうございます。今年も「豊国男の日記」をよろしくお願いいたします。 お正月といえば、「お年玉」です。子供たちにとっては、普段手にできない大きな額のお金を手にする機会です。今回のエントリーでは、子供たちの金銭感覚を養うための、…

「やりたいことをやる」ために、必要なこと

前回のエントリーで、「やりたいことができない」理由について考えました。その結論として、「時間とお金の両方、もしくはそのいずれかが不足している」、解決策としては、「今の経済状態で、今の生活の中で、できることを考える」というものでした。 今回の…

「やりたいことができない」理由について

今年も残りわずかとなりました。今日が仕事納めという方も多いと思います。 年末になると、「やりたいけど、できなかった」ことを考えたりします。今日のエントリーでは、「やりたいことができない」理由について考えてみます。 「やりたいことができない」…

「子供の貧困」問題よりも考えるべき問題について

前回のエントリーでは、「子供の貧困」問題について取り上げました。「子供は、きちんと育てられるだけの経済力・その他の能力がある人だけが作るべき」という結論でした。 実際、「子供の貧困」問題ではあまり取り上げられませんが、この問題は親の認識の甘…

「子供の貧困」問題について

現在、約6人に1人の子供が貧困状態で生活しているようです。今回のエントリーでは、「子供の貧困」問題について考えてみます。 この問題の背景に、雇用の劣化があるのは間違いがないでしょう。現在、約4割が非正規雇用です。これだけ非正規雇用が広がれば…

海老名市議の発言(同性愛者は異常動物)問題を考える

神奈川県海老名市の市議が、「同性愛者は異常動物」とツイッターに書き込んだニュースがありました。この市議の行動は議論の余地もない低質なものですが、「多様性を認める」ことがいかに難しいかも示しています。 わかりやすい例では「結婚しない」人に対し…

「平均値」の無意味さ

最近、「平均値」というものがあまり意味をなさなくなっているように思います。昔と違い、個人による差が大きくなっているためです。 その一例として、もはや「平均賃金」にはほとんど意味がなくなっています。非正規雇用が4割を超えた現在、、最低賃金と大…

「下流老人」問題について考える

先日発表された2015年新語・流行語大賞に、「下流老人」がノミネートされました。藤田孝典氏の著作名ですが、本の内容はかなり衝撃的でした。日本の底が抜けた感は以前からありましたが、もはや安泰な人生が送れる保証はなくなっているようです。 リーマ…

ブラックな職場からは、即刻逃げましょう

仙台市の大学生が、アルバイト先で賃金の未払いや、店の赤字の補てんまでさせられたことで、仙台地裁に労働審判を申し立てたニュースがありました。最近すっかりおなじみになった、「ブラックバイト」の問題です。 不幸にしてこのような職場に入ってしまった…

子育ては安易な気持ちではできません(児童虐待の報道について考える)

2歳児にタバコを吸わせた動画をSNSに投稿した、24歳の父親が逮捕されました。児童虐待に関するニュースに、もはや目新しさはありません。こうした報道を見るにつけ、人間の「質の劣化」は想像を超えるスピードで進んでいると感じます。 要は、子供をまと…