豊国男の日記

日常生活の中で、考えついたことを綴ります。テーマは雑多な分野に及びます。

人生において、「やらないほうがいいこと」について

子供が保育園に入れないニュースや、児童虐待のニュースが、繰り返しメディアで取り上げられています。「よくもまあ、これだけ似たり寄ったりの事件が起きるな~」と、なかば感心するほどです。
もはや今の時代、「子供を育てる」ことは、かなりハードルが高くなっているようです。

 

今回のエントリーでは、世知辛い今の時代を生き抜くために、「やらないほうがいいこと」について考えてみます。

 

第一に、よほどの経済的・時間的余裕がなければ、子供を作らないほうがよいでしょう。いくら「保育園作れ」などと声を上げたところで、現実の社会はゆっくりとしか変わりません。社会が変わるのを待つよりは、自分が変わるほうが早く、賢明な選択です。
「子供を作らなくてもよい」「作るのであれば、保育施設が充実した地域への移住も検討する」などと、自分の考え方を変えるのです。

 

第二に、勉強が苦手であれば、大学に行かないほうがよいでしょう。
今や、大学を卒業したからといって、将来有利に事が運ぶわけでもありません。ましてや、少子化の進んだ現在、定員割れを起こしている大学も珍しくありません。こうした大学に4年間通い、数百万円の大金を投じる意味について、親も子供も熟考すべきです。

 

高卒で就職して、早くから仕事を覚え、お金を稼ぐことと、大卒でもフリーターになってしまう可能性もあることを比較検討して、どちらが自分に(子供に)とってより良い選択か、親子でよく話し合うとよいでしょう。
また、今は高卒で就職する人は少数派なので、就職の際に「売り手市場」である状況も、当面続くと期待できます。

 

第三に、旅行にお金をかけるのも、しないほうがよいでしょう。
旅行が好きな方は、「色々な場所に旅行することで、見聞を広め、視野が広がる」などと主張しますが、実際そうなっているのでしょうか?周囲の旅行好きな方々をよく見てください。そのような人は、ごくわずかでしょう?
だとすれば、旅行はほとんどの場合、浪費に終わっているわけです。

 

そもそも、旅行に行ったにしても、実際に知り合って、話ができる人の数など限られています。そのような経験で、「視野が広がる」でしょうか?視野を広げるためには、たくさんの本を読んだほうがよほど効果的です。書店で売られている本の著者には、自分が直接会って話すことなど叶わない立場の方も数多くいます。そのような方々の考え方も、本を読むことで学べます。しかも本を買うのは、旅行より格段に安い投資です。

 

人生の時間も、手にすることのできるお金も、限られています。それらのものを有効に活用するためにも、「やらないことを決める」のが第一です。