豊国男の日記

日常生活の中で、考えついたことを綴ります。テーマは雑多な分野に及びます。

お年玉の使い方について

明けましておめでとうございます。
今年も「豊国男の日記」をよろしくお願いいたします。

 

お正月といえば、「お年玉」です。
子供たちにとっては、普段手にできない大きな額のお金を手にする機会です。
今回のエントリーでは、子供たちの金銭感覚を養うための、お年玉の活用方法を考えてみます。

 

小さい頃、親から「お年玉は貯金するように」言われていた人は多いと思います。
確かに正しい教育ですが、お金を手にするせっかくの機会ですから、もう一歩踏み込んで考えてみます。

 

最初に、もらったお年玉の総額と、「今、一番欲しいもの」の値段を比べます。
お年玉で買えるのであれば、せっかくの機会ですから買いましょう。残りは手堅く、貯金するのが良いでしょう。

 

大人から見ればつまらないようなものでも、子供には「高いお金を払って、~を買えた」という思い出が残ります。仮にその買い物に満足できなかった場合でも、そうした経験を積み重ねて、「お金を使うこと」と「物の価値」について学ぶことができます。この経験はとても大切です。将来大人になったときに、「高いけど、どうしても欲しいから、頑張ってお金を貯めてでも買う」か、「欲しいけど、どうしても、というほどのものではない」かの判断は、こうした経験をある程度積まないとできません。

 

今後は特に、給与が右肩上がりで伸びることは期待しにくい現状があります(人によっても違いますが)。そうした状況にあって、「お金を使うか、否か」の判断はとても重要です。大人になってからは、子供を作るか作らないか、家を買うか買わないかなど、人生を大きく左右する選択に幾度も直面します。その際に適切な判断ができないと、重大な局面で「何となく」選んでしまい、取り返しのつかないことになってしまいます。

 

大きな失敗を避けるためにも、子供の頃からの「小さな失敗」は、恐れずにしておきましょう。安全そうな道ばかり歩いていると、結果として大きな代償を払うことになります。