豊国男の日記

日常生活の中で、考えついたことを綴ります。テーマは雑多な分野に及びます。

今の時代、知っておくべきこと

親が自分の子供に教えることといえば、「友だちと仲良くするように」「嘘をついてはいけません」といったあたりが代表例でしょうか。 親は、自分の子供には幸せになってほしい、と考えて、様々なことを教え込み、しつけをします。将来、一人前の大人として生…

ブラックバイトの問題について考える

ブラックバイトの問題について、NHKやTBSのテレビニュースで取り上げられていました。もはやブラック企業の被害は、社員・アルバイトを問わず及ぶようです。 ブラックバイトの一番の問題は、学生の本業である学業に支障が出ることです。試験の期間中でも、ア…

「やったほうが良いこと」について

前回のエントリーで、「好きなことをするのに、過度にこだわる必要はない」といった内容のことを書きました。 その結論として、「好きなことをするよりも、やったほうが良いことをするほうが賢明だ」と書きましたので、今回のエントリーでは「やったほうが良…

「好きなことをする」ことについて

仕事を選ぶ際、「好きなことができる職業を選べ」というアドバイスをする人がいます。今回のエントリーでは、「好きなことをする」ことの是非について考えてみます。 仕事について言えば、「好きなこと」が職業に結びつくのはごく一部です。「野球が好きだか…

野球賭博事件について

読売ジャイアンツの現役選手が、野球賭博をしていた疑いを持たれ、謹慎処分を受けています。この選手は、今シーズンは一軍での出場がなかったため、自らが八百長などはしていないようですが、プロ野球選手としてあってはならない事件です。 この事件について…

結婚はもはや「オワコン」?

現在、国勢調査が行われています。今回は、ネットによる回答が初めて導入されました。やや遅きに失した感はありますが、やはり時代の流れでしょう。 前回の国勢調査の際、生涯未婚率が男性で約20パーセント、女性が約10パーセントでしたが、今回はさらに上昇…

司法試験の問題漏えいについて

司法試験の考査委員を務めていた明治大学法科大学院の教授が、自らの教え子に司法試験の問題を漏えいしていた、という事件が起きました。この教授は、実際に指導を受けた学生の間でも女好きで有名で、学生の扱いでも男子学生と女子学生とではかなり違った対…

英語が苦手な人向けの学習法

「英語が苦手」という方は、学生の方にも、社会人の方にも多いと思います。私も、現在は英検準1級を所持しておりますが、昔は英語が苦手でした。出身高校は、地方の偏差値40台の公立高校なので、いわゆる「地頭」も人並み以下だと思います。そんな私が、ど…

努力は必ず報われる?

何か物事に取り組んで良い結果が出ないと、「努力が足りないせいだ」と考えてしまう人は多いです。また、他の人からそのような指摘を受けることもあります。今回のエントリーでは、「努力すること」について考えてみます。 確かに、どんな分野のことであれ、…

「順位づけ」について考える

プロ野球のペナントレースが佳境に入りました。パ・リーグではソフトバンクが優勝に向けて独走していますが、セ・リーグは大混戦です。今回のエントリーでは、「順位づけ」について考えてみます。 私たちの人間社会も、順番をつけることで成り立っています。…

育児放棄の問題について(祖父母殺害事件の二審判決に思うこと)

祖父母を殺害して現金を奪った、事件当時17歳の少年の控訴審判決が出ました(一審判決と同じ、懲役15年)。この事件の背景には母親の育児放棄があり、少年が祖父母を殺害してしまったのも、母親に命じられて祖父母にお金を借りに行き、断られたのが発端…

少子化は止められません

政府が音頭を取って、「イクメン」や「男性にも育児休暇の取得を」などと言っていますが、少子化の流れは止められません。 第一に、出産適齢期である20代・30代女性の数が、今後年を追うごとに減少するためです。そうなればもちろん、生まれる子供の数は減っ…

今の時代、「安定した職業」は幻想です

「安定した職業に就きたい」と望む人、「自分の子供には安定した職業に就かせたい」と望む人は多いです。しかし、今の時代には幻想にすぎません。 以前は、大企業や役所に就職すれば安定した生活が送れました。終身雇用・年功序列の日本型雇用が存在していた…

後になってから反対するよりも、事前によく考えましょう

安保法案の違憲性をめぐり、国会でもマスコミでも熱い議論が起きています。有名文化人の方や、自民党のかつての重鎮までもが、現政権の方針に異を唱えています。 そもそも、現政権がこうした強引な国会運営をする理由は、前回の総選挙(2014年12月)で大勝し…

進学する大学を選ぶ際の基準

文部科学省から、国立大学の文系学部・教員養成系学部の定員を削減し、学部の再編を促す通知が出ました。実際、各国立大学もこれに対応した動きを取っているようです。 こうした流れの中で、進学する大学を選ぶ際に、何を基準にして選べばよいのでしょうか?…

「職業の選び方」について

学校の進路指導などで、「自分に合った仕事が何か、よく考えるように」と指導されたりします。しかし、職業経験のない学生には、かなりの難題です。 第一に、学生(特に高校生)でも知っている職業は、世間に数多くある職業のうちのごく一部にすぎません。そ…

「練習はうそをつかない」

夏の甲子園の真っ最中です。今年は、現在の高校野球の前身である「全国中等学校優勝野球大会」の第1回が1915(大正4)年に行われてから、ちょうど100年です(途中、太平洋戦争による中止がありますので、今回の大会が第97回となっています)。 高校野球の特…

「楽な生活」が「楽しい」とは限りません

人間誰しも、苦しい生活よりは楽がしたいものです。しかしながら、「楽な生活」が「楽しい」とは限らないものです。 例をあげれば、「親元暮らし」と「一人暮らし」です。親元暮らしは確かに楽です。経済的な面はもちろんのこと、家事も母親がしてくれるとい…

「夢」を追うことについて

小中学校の作文や卒業文集で、「将来の夢」について書かされたりします。夢を持つことは確かに大切ですが、「夢を追うことのリスク」についてはあまり顧みられることがないような気がします。 よくある夢が、「スポーツ選手」「ミュージシャン」「お笑い芸人…

「住宅ローン」と「子育て」は、熟考が必要です

最近はかなり変化しましたが、いまだに「家を持って一人前」「子供を育てて一人前」などという、時代に合わない考え方をしている人がいるようです。しかし今や、「住宅ローン」も「子育て」も、かつてに比べると相当に熟考を要する問題になっています。 まず…

無知だと損します

最近の新卒就職は「売り手市場」のようで、ほんの3~4年前にはかなりの就職難だったことを考えると、隔世の感があります。 しかしながら、雇用の「質」については、さほど改善されていない、という話もよく聞きます。求人が多いのは、飲食業や介護職のよう…

高校野球に見る、現代日本の格差社会

毎年7月、夏の甲子園に向けた高校野球の地方大会が全国各地で行われます。 高校野球から、現代日本の格差社会がかいま見えます。 球場に観戦に行くと、応援団・チアガール・ブラスバンドといった、高校野球ではおなじみの光景があり、盛大な応援が繰り広げ…