豊国男の日記

日常生活の中で、考えついたことを綴ります。テーマは雑多な分野に及びます。

後になってから反対するよりも、事前によく考えましょう

安保法案の違憲性をめぐり、国会でもマスコミでも熱い議論が起きています。有名文化人の方や、自民党のかつての重鎮までもが、現政権の方針に異を唱えています。

 

そもそも、現政権がこうした強引な国会運営をする理由は、前回の総選挙(2014年12月)で大勝したからであるのは疑いありません。「自分たちは国民の信を得ている」というわけです。

 

安保法案の問題に限りませんが、政治が一度決めてしまったことをひっくり返すのは容易ではありません。後になってからいくら叫んだところで、その政権を選んでしまったのはほかならぬ私たち国民自身です。もっとも、「自分は現与党になんか投票していない」という人でも、多数決の論理の前には無力です。

 

こう考えてみますと、選挙の際に投票することの重みがわかります。決して軽い考えで棄権したり、適当に考えて投票したりすべきではありません。

 

現実には、私たちの社会はさまざまな人から成り立っており、人によって利害関係も異なります。例をあげれば、裕福な人にとっては都合のよい政策が、貧しい人にとっては都合が悪い、ということは往々にして起きます(逆の場合もしかりです)。

 

重要なことは、自らの置かれた立場を理解し、自分のために働いてくれる政治家を選ぶことです。その第一歩として、必ず投票には行きましょう。「自分の一票では何も変わらない」という声がありますが、その一票が多数集まり、そして選ばれた人が政治を動かすのです。決してあきらめてはいけません。

 

現政権の方針が気にくわなければ、次の選挙でNOを突きつければよいのです。その選択の自由も、結局は私たちの手に内にあるのです。