豊国男の日記

日常生活の中で、考えついたことを綴ります。テーマは雑多な分野に及びます。

「やったほうが良いこと」について

前回のエントリーで、「好きなことをするのに、過度にこだわる必要はない」といった内容のことを書きました。

 

その結論として、「好きなことをするよりも、やったほうが良いことをするほうが賢明だ」と書きましたので、今回のエントリーでは「やったほうが良いこと」について考えてみます。

 

最近、「下流老人」や「ワーキングプア」の話題が、新聞やテレビ、書籍などでしばしば取り上げられています。また、つい最近、労働者のうち非正規雇用の占める割合が4割を超えた、というニュースがありました。格差の拡大(というより、底辺に落ちる人の増加)、雇用の劣化は日増しに進んでいます。今や、「普通に生活する」ことさえ、かなりハードルが高くなっています。

 

こうした状況の中で、「やったほうが良いこと」といえば、第一にはお金を残すことです。自分の勤務先が倒産したり、リストラ(要はクビ切り)に遭遇するのも、もはや人ごとではありません。何かあったときに、一番頼りになるのはやはりお金です。支出を見直し、無駄はできるだけ減らして、少しでも多く貯蓄するようにします。

 

お金を残すためには、「あまりお金がかからない楽しみを見つける」ことも大事です。息抜きやストレス解消はもちろん必要ですが、そのためにお金をつぎこみ、貯蓄ができなければ本末転倒です。

 

他に大事なことは、「知識を得る」ことです。ブラック企業がこれだけはびこっているのは、雇われる側の無知にも原因があります。労働者として保障されている権利について知り、その権利をきちんと主張すれば、日本は法治国家なのですから、正当な主張は通用します。また、違法な解雇をされても、労働者が泣き寝入りすれば、やはり権利は守られません。とにかく、無知でいて得することは何もありません。面倒がらずに、必要なことは学びましょう。

 

「今楽しければそれでよい」という考え方は、今の時代最も危険です。そうした生き方をして後で困っても、今の時代頼れるものもありません。とにかく、「やったほうが良いこと」をきちんとし、自分の生活は自分で守りましょう。