豊国男の日記

日常生活の中で、考えついたことを綴ります。テーマは雑多な分野に及びます。

子育ては安易な気持ちではできません(児童虐待の報道について考える)

2歳児にタバコを吸わせた動画をSNSに投稿した、24歳の父親が逮捕されました。
児童虐待に関するニュースに、もはや目新しさはありません。
こうした報道を見るにつけ、人間の「質の劣化」は想像を超えるスピードで進んでいると感じます。

 

要は、子供をまともに育てられない(その能力がない)人間が増えたのです。離婚が増加したのも、要因は色々とあるでしょうが、昔の人に比べて「我慢する力」がなくなっているのが大きな原因ではないでしょうか?結婚生活を続けるには、よく言われることですが、我慢することが欠かせません。

 

片親で子供を育てるのは、両親が揃っている家庭に比べれば格段に大変です。
実際、児童虐待で警察沙汰になるのは、片親の家庭が少なくありません。

 

少子化対策として、政府が「待機児童をなくす」ことを掲げていますが、仮に保育所数が充実して待機児童問題が解決したとしても、親の質が悪いままであれば児童虐待の問題は解決しないでしょう。

 

児童虐待がこれだけ広がってしまった現在、対策は容易ではありませんが、「子供を育てる」ことには、それなりの手間もお金もかかり、決して安直な考えはできないことを、社会全体で共有していく必要があります。自分にその覚悟がなければ、子供を作るべきではないのです。

 

親も子も幸せになれない家庭をこれ以上増やさないためにも、子育てに対して、私たちはもっと真剣に考える必要があります。