豊国男の日記

日常生活の中で、考えついたことを綴ります。テーマは雑多な分野に及びます。

国をあてにするよりも、個人が知恵をしぼりましょう

新聞の投書欄を読んでいると、政治や社会に対する不満がしばしば掲載されています。
その多くは、政権与党に対する不満です。

 

先日、参院選の予測についての分析が紙面に掲載されましたが、どうやら今回も、与党の大勝に終わりそうな気配です。

 

この国の有権者は、政治に不満があっても自民党公明党に投票するのをやめないようです。その理由は、以前の民主党政権で、「子ども手当を月2万6千円支給」「高速道路の無料化」といった公約を反故にされた経験があるからでしょう。

 

民主党政権の一番の功績は、「この国にお金はない」ことを国民皆に知らしめたことではないでしょうか?国家予算の約半分を借金(国債)でまかなっている状況ですから、少し考えればわかることですが。

 

少子高齢化が一段と進む中、もはやどの政党が政権を取っても、国民の負担は増すばかりです。安倍総理が、消費税10%への引き上げ延期を打ち出しましたが、それに伴う税収不足のために何らかの福祉が削減されるのは火を見るより明らかです。

 

となると、年金・医療についても、今以上に「負担は重く、受益は少なく」なることは確実です。国をあてにするよりも、個人が貯蓄するなどして、備えるのが賢明でしょう。

 

しかし、皆がそのような生活をすれば、個人消費はますます冷え込みますから、経済が上向きになるのも望み薄です。今後は、右肩下がりの時代をいかに生きるか、皆が知恵をしぼらなければならない時代が来るのでしょう。